レーザー組織血液酸素モニター、OMEGAMONITORシリーズ | |||
概要 | 生体組織、特に人間の筋肉の血液動態を測定するのに適した機械です。 光ファイバーを通じてレーザー光を生体組織に照射し、ある程度離れた点で受光します。この受光した光は生体組織注の血液(ヘモグロビン)による吸収の情報を 含んでいます。ヘモグロビンは酸素化型と脱酸素化型では光の吸収スペクトルが異なりますので、3種類の波長の異なるレーザーを照射し、各々の波長の光の 吸収度合いの違いから酸素化型、脱酸素化型のヘモグロビン量を演算します。照射-受光間距離は数cmに設定できるので、測定深度は表面から数cm程度です。 従って、筋肉の 血液動態を測定することが可能です。また、受光点を2点とし、その差から筋肉のみの血液動態を効率的に知ることも可能です。測定している血液は検出体積内の すべての血液(動静脈)なので、運動による酸素消費の程度も知ることができます。 光源に近赤外レーザー光を用いタイプと、赤色レーザー光を用いたタイプがあります。両者の違いは測定深度で、 それぞれ1-5cm程度、1-5mm程度です。 測定対象が人間の筋肉の場合には近赤外レーザー光タイプを、動物の筋肉、または人皮膚を測定する場合には赤色レーザータイプを用います。 測定項目は、組織酸素化血液量(Oxy-Hb)、組織脱酸素化血液量(Deoxy-Hb)、組織全血液量(Total Hb)、組織血液酸素飽和度(StO2)の4つです。 |
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特徴 | 1. 応答が早い。(平均時間 : 1sec) 2. 大きい測定範囲 : 測定体積が数-数十cm3程度。 |
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適する測定 |
1. 組織血液動態測定全般 2. 筋肉の運動中の酸素消費 3. 呼吸器疾患の確認 |
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各機種別特徴 | |||
BOM-L1TRW | 3レーザーと2点受光のタイプ | ||
深い部分だけを効率よく測定できるので、筋肉の血液動態測定に適しています。 測定項目は、組織酸素化血液量(Oxy-Hb)組織脱酸素化血液量(Deoxy-Hb)、組織全 血液量(Total-Hb)、組織血液酸素飽和度(StO2)の4種類。 |
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BOM-L1TR | 3レーザーと1点受光のタイプ |
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表面からある深さまでの生体組織の血液動態を測定できます。測定項目は、組織酸素化血液量(Oxy-Hb)、組織脱酸素化血液量(Deoxy-Hb)、組織全血液量(Total Hb)、 組織血液酸素飽和度(StO2)の4種類。 |
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BOM-L1W | 初期値からの変動分だけを測定します | ||
BOM-L1W (近赤外): 。初期値からの変動分だけを測定します。深い部分だけを効率よく測定できるので、脳の血液動態測定に適しています。測定項目は 、組織酸素化血液変化量(ΔOxy-Hb)、組織脱酸素化血液変化量(ΔDeoxy-Hb)、組織全血液変化量(ΔTotal Hb)の3種類。 |
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BOM-L1TRSF | 赤色レーザー光を使用し、3レーザーと2点受光のタイプ | ||
BOM-L1TRSF (赤色) : 赤色レーザー光を使用し、3レーザーと2点受光のタイプ。深い部分だけを効率よく測定できるので、小動物の筋肉の血液動態測定に適しています。 測定項目は、 組織酸素化血液量(Oxy-Hb)、組織脱酸素化血液量(Deoxy-Hb)、組織全血液量(Total-Hb)、組織血液酸素飽和度(StO2)の4種類。 |
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2点受光 差分出力 |
概念図 |
ディスク型プローブによる測定例 |
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当社の2受光差分演算方式は、単なる2受光点の受光強度の比率からの演算ではありません。それぞれの点で得られる受光強度から、組織酸素化血液量(Oxy-Hb)、 組織脱酸素化血液量(Deoxy-Hb)、組織全血液量(Total-Hb)を演算し、その後に2-1の差分を計算します。この方式により、3つの波長がわずかに異なることに 因るオフセット分を削除することが可能です。 表面からある深さまでの生体組織の血液動態を測定できます。測定項目は、組織酸素化血液量(Oxy-Hb)、組織脱酸素化血液量(Deoxy-Hb)、組織全血液量(Total Hb)、 組織血液酸素飽和度(StO2)の4種類。 |
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OMEGAWAVE,INC. |