近赤外レーザー光を用いた機器と、赤色レーザー光を用いた機器があります。近赤外レーザーを用いたBOM-L1TRWは測定体積が大きいので、人体筋肉の代謝測定や手術中の脳循環のモニターに適しています。赤色レーザー光を用いたBOM-L1TRSFは、皮膚の血液動態測定、小動物の脳や臓器の測定などに適しています。
パルスオキシメータとは異なり、検出体積内の全血液の酸素飽和度が求められるので、生体組織での酸素化血液と脱酸素化血液の動態を知ることができます。
OMEGAMONITORの光源には3種類の半導体レーザーを用いています。それぞれの発光波長の幅が非常に狭くて互いの発光波長が近く、さらに安定発光システムによりレーザー光出力が安定しているために、S/N比の高い測定が可能です。
レーザー光は1本のプローブ内の光ファイバーを通して生体組織に照射されます。この照射レーザー光強度の変動を補正するために、プローブ内で対になった光ファイバーによって常にモニターされています。
OMEGAMONITORは2点で受光して各々の血液量パラメータを演算後に差分を求めているため、表面から浅い部分からと深い部分からの血液動態を同時に測定することが可能です。
最大測定深度は、組織によりますが、光ファイバープローブとディテクター間距離とほぼ同程度になります。
OMEGAMONITORと同時にレーザー組織血流計(OMEGAFLO)を用いて微小循環血流を測定することで、組織の血流動態をより詳細に把握することが可能です。
測定体積が大きいので、人体の筋肉等の測定に適しています。受光用のディテクタは2つなので、測定面から浅い部分と深い部分に分けて測定できます。照射と受光の距離は可変です。背面からは常にディテクタ1、ディテクタ2、2-1の4要素の血液動態の値がアナログ電圧として出力されます。
プローブ(レーザー光照射)
ディテクタ(受光用)
順次点灯式:
CLASS 1:
測定体積が小さいので、人体の皮膚、小動物の脳や臓器等の測定に適しています。照射用と受光用の光ファイバーが1本のプローブの中に入っています。受光点が2カ所なので、測定面から浅い部分と深い部分に分けて測定できます。照射と受光の距離は可変です。背面からは常にディテクタ1、ディテクタ2、2-1の4要素の血液動態の値がアナログ電圧として出力されます。
プローブ(ディスク型)
順次点灯式:
CLASS1: