コンピュータベースレーザー(組織)血流計OMEGAFLO-Labは
これまでハードウェアにより血流演算していた部分を
コンピュータのソフトウェアで行うことにより、
低流速の組織血流から、高流速の組織血流までを
測定することが可能になりました。
また、血液動態の3要素である血流量(FLOW),
血液量(MASS), 血流速度(VEL.)の測定が可能な
ソフトウェア, FMV型も搭載可能になりました。
OMEGAFLO-Labでは受光したレーザー散乱光を光電変換した原波形をFFTで観測することができるので、血流速度に合わせた検出周波数範囲を設定できます。
OMEGAFLO-LabはOMEGAFLOシリーズと同様に、接触型プローブを使用して皮膚、胃粘膜、脳表、腸管などのいろいろな部位の組織血流量を連続的に測定できます。
OMEGAFLO-Labでは血流演算、表示とデータ保存も同時に行うことができるため、これまでデータを記録、保存するのに用いていたデータ処理装置が不要です。
1ch型と2ch型の2種類あり、2ch型では正常部位と比較部位の比較ができます。
特徴
- FFTで血流原波形の周波数特性を確認できる。
- 血流速度に合わせた検出周波数範囲を設定できる。
- 低流速血流測定時に発生する電子回路の高周波ノイズを削除
- 検出周波数範囲を超える高流速血流測定時の血流値過小評価の防止
- 血流値に合わせた表示画面を設定可能。
- 血流データをEXCELファイルとして保存できる。
- 検出周波数範囲と受光強度に合わせた自動ゼロ補正機能(Auto Zero Null)
- 背面から血流値をアナログ電圧としても出力するので、外部データ集録器に取り込み可能。
- 2ch型は、1chと2chで別々に演算周波数を設定できる。
- 血流量(FLOW), 血液量(MASS), 血流速度(VEL.)の3種類の血液動態の測定が可能(FMV型)。
表示画面
前腕皮膚と指先皮膚のレーザー散乱光のFFT波形
前腕では信号周波数が10KHz以下ですが、指先では50KHz程度まであります。
OMEGAFLO-Labでは信号周波数に合わせた演算処理が可能になります。
- (A)前腕皮膚
- (B)指先皮膚